2010年04月01日

高校無償化法が成立 4月1日施行(産経新聞)

 高校授業料無償化法が31日の参院本会議で、与党と公明、共産両党などの賛成多数で可決、成立した。公立高校では授業料を徴収せず、私立高校生らには就学支援金を支給する。民主党が昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で主要政策に掲げていた。同法は4月1日から施行する。

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2010年03月31日

<菅財務相>「財政健全化法」提出を検討 超党派で目標共有(毎日新聞)

 菅直人副総理兼財務相は24日の予算成立を受けた会見で、財政再建に向けた数値目標や工程を定めた「財政健全化法」の今国会提出を検討すると述べた。11年度から3年間の歳入・歳出の骨格を示す「中期財政フレーム」と、財政再建の道筋を示す「財政運営戦略」を6月に策定するのを受け、国会での議論を通じた超党派での目標共有を目指す。

 菅財務相は、健全化法に盛り込む内容について「これから検討する」と明言を避けたものの、新たな施策を実施する場合にはその経費を上回る財源を安定的に確保する「ペイ・アズ・ユー・ゴー原則」や、プライマリーバランス(基礎的財政収支)、公的債務残高の対国内総生産(GDP)比率の数値目標などを「中期財政フレームで考えなければならない課題」と例示。自民党が参議院に財政健全化責任法案を提出したことに触れ、「国民的な超党派の場で議論することが、国難とも言える状況には必要ではないか」と述べ、与野党協議を提起する考えを明らかにした。

 財政健全化を目指す法律では、97年に橋本政権が財政構造改革法を策定したが、アジア通貨危機などを受けて翌年に停止、凍結に追い込まれた。菅財務相は「経済が変動した場合の柔軟対応が盛り込まれていなかった」と述べ、経済実勢に合わせた実現可能な内容を検討する考えを示した。【坂井隆之】

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2010年03月27日

【関西あれこれアニバーサリー】龍安寺 建立560年 石庭の解けない謎が魅力(産経新聞)

 知れば知るほど謎が深まる。枯れ山水の石庭で有名な臨済宗妙心寺派の龍安寺(京都市右京区)。建立されてから今年でちょうど560年となり、方丈(本堂)屋根の全面ふき替えが完了、黄金色の屋根がお目見えした。その方丈の前にあるのが石庭。作庭時期も作者も不明で、多くの人々が興味をかき立てられてきた。そのミステリーが、今も古刹(こさつ)の魅力となっている。(嶋田知加子)

 今は真新しい方丈の屋根だが、黄金色を保てる期間はわずか半年と短い。素材自体が変色してしまうためで、見逃せば次のふき替えまでに早くて30年かかる。果たして石庭ができた当初もこんな風景だったのかと、思いをはせてしまう。

 創建は宝徳2(1450)年6月2日とされる。室町幕府の武将、細川勝元が龍安寺を開山した義天玄承に所領を寄進する旨が書かれた寄進状に記されているのが、この日付だ。

 なぜ「りょうあんじ」と読むのか。同寺の学芸員、岩田晃治さんによると、天皇の側近が記した「御湯殿上(おゆどのうえ)日記」の文明9(1477)年3月23日の項に「れうあん寺」と記されていたからだという。「創建から27年。『りょうあんじ』で間違いないとされました。ちなみに京都・嵐山の天龍寺は『てんりう寺』となっています」

 応仁の乱で焼けた龍安寺だが、今も当時の姿を伝えているのが境内にある鏡容池。実はパワースポットでもある。池に浮かぶ弁天島には鳥居があり、豊臣秀吉が礼拝する仏像を「とりわけ霊力のある名池があるので、その中の島に御堂を建設し、安置された」(京都府寺誌稿、明治24年10月、龍安寺志稿より)という。弁財天は神様で、鳥居があっても矛盾はないそうだ。

 そして、白砂に15個の石が配置された石庭は、今も最大の謎とされる。平成14年に京都大学大学院人間・環境学研究科が脳に心地よさを与える構造という分析結果を発表。そんな庭が数百年も前に造られていたのだ。

 作庭時期は主に2説。歴代住職の口伝が記された寺伝にある室町後期と、江戸初期説がある。作庭者としては、近江小室藩初代藩主・小堀遠州や、龍安寺第四世・特芳禅傑和尚、茶人・金森宗和らの名が挙がるが、いずれも根拠はない。

 岩田さんは私見として「2度手を加えられた」と推測する。「オーソドックスなパターンを踏まえながら、一度でこれだけ完璧(かんぺき)な庭はできない。寺伝にあるように室町後期に一度造られ、完璧を目指して江戸初期に手直しされたのではないか」

 560年目の今もこうして多くの人々が庭を語らう。岩田さんは言う。「果たしてすべて分かればいいのか。分からないことがまたいいんです」

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